今さら聞けない、プラセンタについて解説

2017.12.15Food

STYLE LAB 編集部

「プラセンタ」・・・、皆さん一度は耳にしたことがあると思います。
インターネットで検索すると、ありとあらゆるプラセンタの情報が出てくるため混乱してしまいますよね。

そこで今回は、情報を整理するという意味でもプラセンタについてもう一度復習してみましょう！

プラセンタ（Placenta）とは、直訳すると「胎盤」という意味です。

プラセンタは酸素や栄養分を胎児に与えるだけではありません。
器官の働きが確立していない胎児に代わって、肝臓、腎臓、肺の役目など、数多くの働きをします。

つまり、胎児の発育のために必要な呼吸やタンパク質合成、有害物の解毒、ホルモンの分泌、排泄など、重要な働きをすべてプラセンタが行うのです。

インターネットでプラセンタを検索すると、「クレオパトラやマリー・アントワネットといった歴史上の美女たちも、若返りの薬としてプラセンタを使っていた」だとか、「中国でも漢方薬として長い歴史を持っており、秦の始皇帝が不老長寿の薬として活用していた」との記載が出てきます。

しかしながら、このような記載には全て参考文献も記載されていないのが通常です。確証がない単なる伝聞情報である可能性が極めて高いので、信憑性は低いと言わざるを得ません。

だからと言って、効果が何もないのかというそうではありません。

プラセンタのパーフェクトな働きをいち早く知っていたのは、野生動物だと言われています。
出産直後の動物は、肉食動物だけではなく、草食動物までもが自らの胎盤を食べてしまいます。

これは栄養豊富な胎盤を食べることで、産後の体力を回復させることが目的だといわれています。

プラセンタの一番の効果は、肌や体を細胞レベルから若返らせてくれることだといわれています。

胎盤には細胞分裂を促進させる成長因子や、アミノ酸などが豊富に含まれています。

これらが体内でうまく働くと、新陳代謝を活発化させ、肌や体の傷ついた部分を修復することができます。

プラセンタ＝「胎盤」であるという事は分かって頂けたと思いますが、市販されているプラセンタはどの動物の胎盤なのでしょうか？

基本的に、市販されているプラセンタの原料は「馬」「豚」「羊」の胎盤であることが一般的です。

なお、「ヒト」由来のプラセンタは、人間の胎盤から抽出して作られるため、特定の製薬メーカーのみが製造可能と限定されており、医薬品として利用されるためサプリメントやドリンク、化粧品などに使用することは禁止されています。

値段が安いのは「豚」で、効果が高いのは「馬」のプラセンタと言われたりもしますが、サプリメントだけでもあらゆるメーカーから色々な種類が出ています。

もはや一概に何がいいとは言えないくらい種類も豊富ですので、色々試してみて自分にあったプラセンタを摂取したいですね！！

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