お酒とむくみの科学的メカニズム！？

2019.10.14Body

お酒とむくみの科学的メカニズム！？

STYLE LAB 編集部

むくみとは、体内の水分調節が上手く出来なくなると引き起こされます。そして、その水分調節が上手く出来なくなる主な原因と言えば、原因睡眠不足やストレス、ダイエット、過度のアルコール摂取が挙げられます。

人間の体

実はアルコールを多く飲むと、むくみに繋がってしまうのです。お酒を飲み過ぎた次の日に鏡を見たら、顔がむくんでいたなどという経験はありませんか？なぜ、アルコールの過剰摂取がむくみに繋がるのでしょうか？当然ですが、人の体には血液が流れています。心臓から動脈により、体全体に血液が送られています。体内の各臓器や器官はその血液によって機能を発揮し、人間の生命を維持しています。体中に送られた血液は、静脈により、再び心臓へと送り返されます。同時に、人の体は常に多くの水分を維持する必要がありますが、その水分は血液の中にもあり、栄養素と共に体内を循環しています。

むくみの原因

人が食べたり飲んだりすると、その栄養素や水分は様々な臓器や器官を経て、体に吸収されます。不必要な水分は、静脈やリンパ管が排除してくれます。しかし、その静脈やリンパ管が排除し切れなかった水分は、細胞と細胞のあいだに、組織間液として溜まります。その組織間液が、むくみの原因となります。アルコールには、高い利尿作用があるため、過度のアルコール摂取によって、体が必要としている水分が奪われてしまいます。

アルコールとむくみ

アルコールによって水分が足りなくなった体は、更に水分補給を要求します。過度のアルコール摂取によって血液中で維持できなくなった水分が、血壁から外へ逃げてしまい血液の中の水分量が少なくなり、血液濃度が下がります。その低くなった血液濃度を元に戻そうとして、血液はまた水分を多く吸収し始めます。アルコールを多く摂取すると、この作業が一度に行われます。水分を処理する静脈やリンパ管の作業が間に合わなくなり、血液中で維持できなくなった水分が細胞と細胞のあいだに組織間液として溜まりむくみを引き起こします。アルコールの摂り過ぎは顔に多く現れますので、女性にとっては特に注意しなければなりません。

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