カルシウムは骨と歯だけではない！血液や細胞の中にも必要な理由とは？

2019.11.23Body

カルシウムは骨と歯だけではない！血液や細胞の中にも必要な理由とは？

STYLE LAB 編集部

カルシウムというと、すぐに骨を想像してしまいがちですが、それほどカルシウムと骨は強く結びつく栄養素です。カルシウムは、人間が生きていく上で不可欠な栄養素のひとつと言われています。
人間の体内で、カルシウムはその99パーセントが骨と歯としての役割を果たしています。残りの1パーセントが血液や細胞の中に存在しています。

体内で吸収されにくい栄養素

「カルシウム不足」というフレーズがあらゆるところで聞かれますが、カルシウムは体内で合成することが出来ない栄養素であるため、食べ物から摂取する必要があります。しかしながら、カルシウムは通常の食事において体内で吸収されにくい栄養素になります。個人差はありますが、吸収率が良いとされている牛乳でも、その吸収率は40パーセントと言われています。

摂取量の目標は？

カルシウムが不足すると、歯と骨が脆くなってしまいます。また、イライラして、落ち着かなくなります。さらには、高血圧症や動脈硬化、心筋梗塞になる危険性が高まります。厚生労働省が発表している、日本人の成人1日当たりのカルシウム摂取量というのは、510グラムです。目標としているのは600グラムになります。例えば、牛乳だけでカルシウムの摂取量600グラムを摂取する場合はどうでしょうか？牛乳の吸収率が40パーセントですから、1,500グラム×0.4＝600グラムで、毎日1.5リットルの牛乳を飲まなければならないことになります。このカルシウムは、成長が著しい子供たちにとってより重要な栄養素になります。成人の目標値は600グラムですが、子供には700グラムから900グラムのカルシウムが必要だといわれています。

カルシウムを含む食品

カルシウムを摂取するには、じゃこやエビ等の干した魚類、豆腐、高野豆腐、納豆や豆乳、そして野菜では小松菜、チンゲン菜、切干大根、海藻類では、ヒジキやわかめ等の食品が重要です。どうしても不足がちな方は、サプリメントの様な健康補助栄養剤がオススメです。

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