睡眠不足だと通常の〇倍も太りやすくなる？

2017.12.15Body

STYLE LAB 編集部

長く起きているほうがエネルギーを消費するから痩せると思っている方も多いと思います。
しかし、その逆で睡眠時間が短いほど太りやすくなる。
つまり、ダイエットの大敵です！！！

海外の研究では、睡眠時間が４時間以下の人は、平均睡眠時間７時間の人に比べ７３％も肥満になる確率が上がることがわかっています。
そして、睡眠時間５時間では５０％、６時間では２３％とされています。

ではなぜ睡眠時間が短いと肥満の確率が上がるのでしょうか？

食欲に関わるふたつのホルモンと睡眠が深く関わっているからです。

食欲を感じさせる作用をもつグレリンと食欲を抑える作用をもつレプチンがあります。
このふたつはお互いにバランスをとり、どちらかが減少するとどちらかが増加するように分泌されています。

睡眠不足になると、グレリンの増加とレプチンの減少が起こり、太りやすくなります。

更に、海外の研究によるとグレリンが増加すると、甘いものや揚げ物など高カロリーの食事を好んで食べることもわかっています。
そのため、しっかり睡眠をとり体内リズムを整えることが大切なのです。

睡眠中でも脳や臓器は活動し、エネルギーを消費しています。

睡眠中に脂肪を分解し、必要なエネルギーを作り出しているのがコルチゾールというホルモンです。
コルチゾールは朝になるにつれて多く分泌されます。

また、傷ついた細胞を修復し新陳代謝を促し免疫機能を上げるのが成長ホルモンというホルモンです。
成長ホルモンは深い眠りについているときに多く分泌されます。
ですから、コルチゾールと成長ホルモンには高いダイエット効果があります。

そうは言ってもどうしても十分な睡眠をとれない時もありますよね。

グレリンとレプチンは２日続けて１０時間の睡眠をとると正常値に戻ることもわかっていますので、睡眠を十分にとればホルモンの乱れを修復することが出来ます。

ですが、一般的に好ましいとされている睡眠時間は７～８時間ですので、自分に合った睡眠時間をとるようにしましょう。

４つのホルモンバランスを上手く保つために、十分な睡眠時間と良質な睡眠をとり痩せやすい体を作りましょう。

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