日本から海外に上陸させたいスーパーフードとは！？

2018.03.03Food

STYLE LAB 編集部

日本には、スーパーフードといえるほど凄い食べ物なのに、アジア以外の海外では今一つ知名度の低い食材があります。それが「なまこ」です。なまこには、海の人参とも呼ばれるほどの効能があって、アジアでは高級食材として名が通っています。今後、もっと海外に上陸して普及させたい、日本の食材です。

なまこに含まれる成分には、様々な効能がありますが、その中でも目を引くのが水虫菌を殺菌する作用がある「ホロトキシン」です。現在、なまこから抽出されたホロトキシンは、実際に水虫薬として利用されています。なまこはこのような強い成分を体内に含んでいるため、とても生命力の強い生き物となっています。

しかし、殺菌作用があるからといって、人間が食べた場合に悪い作用を引き起こすことは無いので、安心して食用にすることができます。

お肌にこだわりのある人ならおなじみの成分がコラーゲンとコンドロイチンですが、ナマコにはこれらの成分も豊富に含まれています。コラーゲンとコンドロイチンには、肌の状態を美しく保ち、関節の動きを滑らかにし、骨を丈夫にするなどの効果があります。

こういった成分は、サプリメントから摂取することもできますが、天然の食材から吸収できれば最高です。干しナマコは高価ですが、生のナマコはそれほど高いものではないので、スーパーなどで見つけたら、身体のために、食べてみましょう。

なまこの調理法は、日本と中国ではかなり異なっています。日本では、生のものを酢の物にしたり、内蔵を塩辛にしたこのわた、卵巣を乾燥させたくちこなどが代表的ななまこの食べ方です。

これに対して中国では、乾燥したなまこを水で戻して調理する方法が一般的です。しかし、干したなまこは高価な上、水に浸して戻るまでに一週間もかかるため、家庭ではほとんど食べられず、飲食店で食べるのが一般的となっています。

意外と知られていないなまこの効能。是非取り入れたいですね！

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