肌荒れ・火傷・切り傷…これぞ万能薬！知られざる馬油の効能

2018.03.02Cosme

肌荒れ・火傷・切り傷…これぞ万能薬！知られざる馬油の効能

STYLE LAB 編集部

“馬油（ばあゆ）”をご存知ですか？馬油とは、馬のたてがみや腹部や首などから採取される、皮下脂肪を原料とした動物性の油脂のことです。昔から、火傷、肌荒れ、切り傷、痔など…民間療法として用いられてきました。乾燥するこの季節、様々なスキンケア化粧品を試しても効果がなかった方に、特におススメなのがこの馬油なのです。今回は、そんな馬油の効能についてご紹介します。

なぜ馬油がいいの？

馬の油って…。と、馬油を使うのをためらっていた方も、馬油の効能を知れば明日から使いたくなること間違いないです。油には、抗酸化作用、抗菌作用、消化作用、保湿作用などがあるといわれており、人間の皮脂にとても近い性質を持っています。

また、高度不飽和脂肪酸を多く含んでいるため、質の良い油であるとされ、近年では火傷の特効薬としての働き以外にも、馬油の持つ多彩な働きに注目が集まっています。この高度不飽和脂肪酸は、人間の体内ではつくることのできない必須脂肪酸であり、欠乏すると発育障害につながる可能性があると考えられています。

最大の特徴はその浸透力

馬油は人間の皮膚に深く浸透することによって、抗酸化作用や消炎作用を発揮するといわれています。皮膚の酸化を防ぎ、炎症を沈めたり、患部の熱を速やかに取り去り、腫れや痛み抑えたりする働きが期待されています。「深く浸透する」といっても、鉱物油などと違い皮下組織にまでは浸透しないので安全であることも嬉しいですよね。

馬油を実際に手にとってみるとわかるのですが、油であるだけに非常にべっとりとしたクリームです。しかし、肌に塗ってみるとすぐにサラサラと馴染み、肌へ浸透していくのがわかります。このように馬油は、非常に広い範囲に素早く膜を作り肌を保湿・保温し、結果的に血液の循環を促進するマッサージ効果も得られるのです。

実際にどのような効果が得られるの？

馬油を使うことによって、具体的にどのような効果が得られるのでしょうか。

まず、高い浸透性・保湿力によって肌荒れや乾燥を防ぐ美肌効果はもちろん、火傷、切り傷、血流促進、かゆみを抑える、抜け毛などを防ぎ美しい髪を保つ、花粉対策などにまでも効くと考えられています。このように、馬油は万能でありながら、誤って食べてしまった場合でも副作用がないため、お年寄りから赤ちゃんにまで使用することができます。

もし馬油の匂いが気になるという方は、身体に付けることができるアロマを混ぜて使用してみてはいかがでしょうか？家族みんなで使用できる万能薬、「馬油」。街の薬局でも購入することができるので、是非お試しください。

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